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医療ガス関連

医療ガス配管設備


医療ガス配管設備とは医療ガスの供給・貯蔵設備で、ガスの補給や機械の故 障を監視する警報設備を備えた
システムです。また送気配管を通じて各々の医療現場が必要とするガスを用途に応じ供給する、配管端末器までを
含んだ系統的な配管設備です。 患者様の治療・生命維持行為に大きく影響する為、医療ガス配管設備からの供給を
常に維持することは管理責任が重い重要な設備と言えます。
 
メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

定置式超低温液化ガス供給装置「コールドエバポレーター」
(CE:Cold Evaporator)


医療機関では、200床以上の病床がある中~大規模施設に設置する場合が多く、酸素や混合ガス
(人工空気:酸素+窒素)に用いられます。液体の状態で貯蔵され、使用時は気化したガスの状態で供給されます。



可搬式超低温液化ガス容器
(LGC:Liquid Gas Container)マニホールド


医療機関では、200床以下の病床がある中規模施設に設置する場合が多く主に酸素に使用されます。
ガスの供給を中断しないよう、容器を2バンク(第一供 給、第二供給)に分けて設置し交互にガスを供給する
自動切換器で制御し連続供給されます。CEと同様に液体の状態で貯蔵され、使用時は気化したガスの状態で
供給されます。酸素の場合、通常の内容積47ℓ型ボンベ約19本分に 相当し、予備供給装置も設置しなければ
なりません。



ボンベ(気ガス)マニホールド

医療機関では、医療機関では、中~小規模施設に設置する場合が多く酸素以外に亜酸化窒素(笑気ガス)、
治療用空気、窒素、二酸化炭素(炭酸ガス)に使用されLGCと同様にガスの供給を中断しないよう、容器を2バンク
(第一供給、第二供給)に分けて設置し、交互にガスを供給する自動切換器で制御し連続供給されます

メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

医療用空気供給設備(空気圧縮機)

医療用空気は、治療用と手術機器駆動用の2つの用途に分かれ、また空気圧縮機を使用する方式、ボンベを使用する方式、混合ガス供給装置の3方式があるが空気圧縮機を使用する方式が多い。
空気圧縮機で周辺空気を取り入れ、圧縮し、アフタークーラで冷却し、タンクに貯められ供給される際にエアードライヤで水分が除去され、微粒子フィルタでろ過した後、圧力調整器で調整され、供給されます。
 
       エアーコンプレッサー エアードライヤー      
メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

吸引供給設備

吸引は、吸引圧(真空)を吸引ポンプで作り出し、レシーバタンクで作られた陰 圧を一時保存され配管に供給
されます。吸引ポンプは水封式と油回転式の2 種類があります。吸引ポンプで配管内の空気を屋外に排出し、
配管内を陰圧にしてタンクに貯め、タンクへ吸引される空気は、除菌フィルタでろ過した後、吸引されます。

 

       吸引ポンプ(水封式) リザーバータンク 
メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

配管

医療ガス配管設備の配管には配管材料として金属管を使用し、銅管を使用す る場合はJIS H3300(銅及び銅合金継目無管)で着色熱収縮性合成樹脂被覆 銅管(カラーパイプ)が使用され、表示としてガス名および記号・流れ方向・
ガス種による識別色が決められています。施工の際、電気設備・物理的損傷・火災・腐食性物質に対する安全対策と配管の支持及び銅配管の接合について規定が決められています。また公共建築工事標準仕様書によれば配管の配列
順序や吸引、麻酔ガス排除において鋼管(白ガス管)の使用も認められています。


 

配管端末器(アウトレット)

配管端末器は病室をはじめ、手術室やICU、診察室、処置室などに設置される医療ガスの最終の取出し口です。
医療ガス配管設備はこの配管端末器までを云い、医療機器は含みません。主要なガスの配管端末器と医療機器の
接合部は、誤接続防止を目的とした 「ピン方式」か「シュレーダ方式」のどちらかの方式で作られています。
また配管端末器は、壁取付式とホース取付式とホース取付式の2種類があります。


 配管端末器(壁取付方式) 配管端末器(ホース取付方式) 
メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

警報設備

医療ガスの配管設備には、医療ガスを常に安定した状態で使用して頂くために供給源の補充や故障あるいは
送気圧力の異常等の危険を適切に知らせる監視・警報設備の完備が重要です。


 

遠隔監視装置

医療ガス供給設備(タンクやボンベ)の残量や設備の状態などを、設備に足を運ぶ事無く遠方から、インターネット等で確認が取れるシステムです。ガスの残量不足や設備の故障等を迅速に感知し、重大事故となる前に未然に回避・対応が出来る安全なシステムです。
 
メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

酸素流量計

  酸素流量計は、酸素を主に0.1ℓ/min~ 15ℓ/minまで流量調節する事が出来る医療機器です。
多くの酸素流量計は流 量を調節するダイヤル部分と、加湿のための精製水(蒸留水)をいれるボトル 部分より構成されています。
商品によっては、微量の流量計ですと0.1ℓ/min~4ℓ/min、通常ですと1ℓ/min ~10ℓ/min等、目的によってメモリのレンジの選択が可能です。 酸素ボンベ取付タイプと配管端末器取 付タイプがあります。
 

     
 ボンベ取付タイプ  角式バルブボンベ取付タイプ  配管端末器取付タイプ

    ボンベ取付タイプ 配管端末器取付タイプ      

吸引器

人体のなかの分泌物や血液、浸出液などを排除するために使う医療機器です。
ポンプ等によって作り出された陰圧を用いて吸引器を通してチューブで吸引します。
喀痰等の一時的吸引や手術等による出血等の持続的吸引があり、吸引用チューブは汚れやすいため、常に清潔にして使用することが大切です。また近年では、吸引パイピングや、電源の設備を必要としない酸素・空気の圧縮ガスを
利用して真空をつくり、その陰圧を用いて吸引できるガス圧式吸引器や凝固剤により排液を固めながら吸引することで廃棄・容器交換が容易に行なえ、直接汚染の心配をせずに廃液処理できるライナー付吸引器がございます。


   
壁掛式吸引器  ガス圧式吸引器 
   
壁掛式吸引器(ディスポーサブルタイプ)  ライナー付吸引器 

 京浜事業部 医療グループ
電話:045-441-1396   FAX:045-453-3186
メールアドレス:iryo@watari.co.jp


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